「支援員さん」と聞くと、なんだかすごい人たちだと思っていませんか?
いつもテキパキしていて、悩みなんてなくて、完璧(かんぺき)な人たち。
僕も最初はそう思っていました。
でも、毎日パソコンに向かいながら周りをぼんやり眺めていると、ちょっと違う景色が見えてきます。
「あれ? いま、スタッフさんが一番あわててない?」
なんて場面、意外とありませんか?
たとえばですが、
大事な書類をどこに置いたか忘れてキョロキョロしていたり。
何もないところで、派手につまずいていたり。
パソコンの操作がわからなくて、「これ、どうやるんだっけ?」と利用者さんに聞いていたり。
立場が逆転しちゃうことも、実はけっこうあるんですよね。
でも、そんな光景を見ると、僕はなんだかホッとするんです。
「類(るい)は友を呼ぶ」なんて言葉がありますが、ここには似た者同士が集まっているのかもしれません。
スタッフさんも、僕らと同じ人間。
得意なこともあれば、苦手なこともあります。
みんなそれぞれ、どこかしら凸凹(デコボコ)しているんですよね。
スタッフさんが抜けているところを、利用者さんがさりげなくフォローする。
逆に、僕らが困っているときは、スタッフさんが手を貸してくれる。
「支援する」「支援される」という壁を超えて、お互いの凹(へこ)んでいる部分を、誰かの凸(でこ)で埋め合わせる。
それが自然にできているときこそ、本当の意味での「バリアフリー」なんじゃないかな、と思います。
完璧じゃないからこそ、誰かの役に立てるチャンスがある。
そう思うと、自分たちの凸凹も、案外悪くないものに見えてきませんか?
ゴリアス


