言葉よりも、もっと近くで。

うまく言葉が出てこないこと、ありますよね。

伝えたい気持ちはあるのに、 適当な言葉が見つからなくて、口ごもってしまう。

僕自身、ASD(自閉スペクトラム症)の特性もあってか、 自分の気持ちを言葉にするのが、とても苦手です。

PCに向かって作業をしていると、 ふと、画面の中の文字情報だけに頼りすぎている自分に気づくことがあります。

現代社会は、メールやチャット、SNSなど、 とにかく「言葉」や「文字」であふれていますよね。

でも、ここシュクレサレで過ごしていると、 「言葉以外の会話」の豊かさにハッとさせられる瞬間があるんです。

たとえば、シーンと静まり返った作業スペース。

誰もしゃべっていないのに、 なぜか「あ、今、あの人ちょっと困っているかも」と伝わってくることがあります。

キーボードを叩くリズムのわずかな乱れとか、 ほんの少しの呼吸の変化、 椅子の座り直す音。

まるで、空気そのものが振動して、 SOSのサインを出しているような感覚です。

不思議ですよね。 超能力でも魔法でもありません。

ある本で読んだことがありますが、 人間のコミュニケーションの大部分は、 言葉以外の情報(表情や声のトーンなど)で決まるそうです。

でも、それだけじゃない気がします。

私たちが相手の「言葉にならない声」を感じ取れるのは、 きっと、お互いに「関心」を持っているからだと思うんです。

「今日は調子どうかな?」

「無理していないかな?」

そんなふうに、相手のことを想う気持ちが積み重なって、 目には見えないアンテナになっているのかもしれません。

僕たちは仕事柄、AI(人工知能)を使うこともあります。

AIは確かに賢いです。

質問すれば、流暢な日本語で、正しい答えをすぐに返してくれます。

でも、AIは「ため息」の意味を理解してくれません。

背中の丸まり具合から、その日の体調を察してはくれません。

言葉にできない空気感を読み取って、 そっとそばに居てくれる。

それは、痛みを抱えたことのある私たち人間だからこそできる、 すごい技術なんだと思います。

言葉でうまく伝え合えなくても、 決して「分かり合えない」わけじゃありません。

むしろ、言葉がないからこそ、 もっと深いところで繋がれることもある。

もし、あなたが今、 誰かにうまく気持ちを伝えられなくて落ち込んでいるなら、 そんなに自分を責めないでください。

あなたの瞳や、まとう空気感は、 あなたが思っている以上に、多くのことを語ってくれています。

そして周りの仲間は、 その声を、心で聴こうとしてくれていますから。

言葉よりも、もっと近くで。 今日もぼちぼち、やっていきましょう。

ゴリアス

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