みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは! 本気まるだし、ホンマルラジオ「凸凹ダイアリー」へようこそ。
この番組は、発達障害や精神障害の当事者、そして支援者や家族としての顔を持つメンバーが、日々の生活の中にある「凸凹(デコボコ)」な出来事を本音で語り合う、笑いあり涙ありの30分です。
今回のテーマは、ズバリ「空気読めない問題」。 「言葉の裏が読めない」ゴリアスさんと、「空気を読みすぎてしまう」miwaさん。 両極端な2人が繰り広げる、噛み合っているようで噛み合っていない(?)絶妙なトークをお楽しみください!
【トピック①】「ASD系」って何だ!? ゴリアスさんの告白
番組はいつもの元気な挨拶からスタート。 冒頭、パーソナリティのゴリアスさんが自身の特性について切り出します。 どうやらゴリアスさん、言葉以外のコミュニケーション、いわゆる「ノンバーバル(非言語)」なやり取りが大の苦手なようで……?
🦍ゴリアス: えーっと、まあ僕はですね、いわゆる「ASD系」のね、発達障害というか特性を持っておりまして。いわゆる自閉スペクトラム症というやつなんですけど。
🌸和子: はい。
🦍ゴリアス: なんかこう、自分の特性としてね、「言葉に頼りすぎる」「文字に頼りすぎる」というか。言葉以外の会話みたいなものって、あんまりこう、得意じゃないんですね。 ちょっとこう時計を見た瞬間、「あ、この人は今この後時間ないねんな」とか。「あ、今忙しいの? この後出ようとしてんのかな?」っていう挨拶、合図だったりするんですけど……僕にはそれが分からない。
🎀miwa: へえー……。
🦍ゴリアス: 言われた時に、「あ、そういう意味やったんか」って後で分かることが多いんです(笑)。
💡 ライターの補足メモ ASD(自閉スペクトラム症)の特性の一つに、「言葉を額面通りに受け取る」「行間や表情を読むのが苦手」という点があります。ゴリアスさんが言う「時計を見る動作」は、定型発達(多数派)の人にとっては「そろそろ時間です」のサインですが、ASD特性のある方には「単に時刻を確認した動作」としてしか認識されないことが多々あります。
【トピック②】「察してちゃん」vs「言ってくれなきゃ分からん」
一方で、和子さんとmiwaさんは、相手の些細な仕草から感情を読み取るのが得意(すぎてしまう?)なタイプ。 ゴリアスさんの「分からない」感覚が、お二人には新鮮な驚きとして映るようです。
🦍ゴリアス: 例えば営業に行った時にね、「いや、もうこの値段やったら無理やな」って言われた時に、「いや、お願いします!」ってもう一回押し込んでしまうんですけど、それは多分意味ないんですよ。 その値段では無理やって言ってるので、「値を下げろ」と言われてるっていう意味なんですね。でもそれは気づかないんです。そういう常識が分からないから。
🎀miwa: ああ〜、はいはいはい。
🦍ゴリアス: 言葉に出しているんだけど、裏の意味があるとかいうものを気づけないっていうのが、まあ僕の特徴というか特性なんですよね。そういうところって、なんかこう感じられたりすることってありますか?
🎀miwa: あのー、いいですか私?(挙手) 今の聞いてて、まあ「発達あるある」っていう部分で、……私はね、逆にめっちゃそこ読む系なんですよ。
🦍ゴリアス: へえー!
🎀miwa: もう、時計を別にわざと近くにして見なくても、もう本当に今こうやって真正面で、今ゴリアスさんいますよね。視線をパッとちょっとそっちに移しただけでも、「あ、時間ないんだなこの人」とか(笑)。
🌸和子: うんうんうんうん(激しく同意)。
🎀miwa:「あ、今忙しいの? なんかもうこの後出ようとしてんのかな?」っていうのを察知しちゃう。
【トピック③】夫婦・親子で勃発する「なんで分からへんの!?」
この「察する・察しない」のすれ違いは、家庭内や職場でもトラブルの火種になりがちです。 miwaさんはご自身の娘さん(自閉あり)とのエピソードを、ゴリアスさんは奥様との「値切り交渉(?)」のようなやり取りを例に挙げ、その根深さを語ります。
🦍ゴリアス: 僕の場合、デコとボコの差が激しいので、普段はめっちゃ分かる人のハズやのに「これだけ全然分からへんやん」っていう、この「差」が問題になるんですよね。
🎀miwa: そうそうそう。だから人が見るのは、この人の一番「え、めっちゃ読むやん!」「めっちゃこの人これできるやん!」と言うところ。それなのに、なんでこれできへんの? っていう。 どうしても人ってこう、人を見る時「できるところ」を見ちゃうから。だからできないところを見たら「え、なんなん?」っていう。
🦍ゴリアス: 「サボってんのかな?」とかね。「やる気ないんかな」って見られちゃう。
🌸和子: ああー、なるほどですね。私もね、商談とかで壁にかけてある時計にチラッと目がいったりすると、「あ、時間ないんだな」「あ、やっぱり営業だから次があるんだな」って、そういうふうな見方はやっぱりします。
🎀miwa:そうそう。会話の中でも、私なんかは先読みするねん。 「話聞いて最後まで聞いとったらちゃうかった!」みたいな(笑)。いらんこと言うてまうとか、「この人こっちの方向じゃなかったわ」みたいな。だからもう、どんどん先読みするのも大変やねん。
編集後記
「分かる人」には当たり前の空気が、「分からない人」には透明な壁のように存在する。 今回の放送を聴いていて印象的だったのは、ゴリアスさんが「悪気があって無視しているわけではない」ということと、miwaさんが「読みすぎて疲れてしまうこともある」という両側面でした。
「なんで分かってくれないの!?」とイライラした時、もしかしたら相手にはその「空気」が見えていないだけなのかもしれません。 逆に、「なんでそんなに気にするの?」と思った時、相手は自分には見えない「空気」に押しつぶされそうになっているのかも。
お互いの「見えている世界」が違うことを知るだけで、少しだけ優しくなれそうな気がしました。 まさに凸凹(デコボコ)だからこそ面白い、そんな気づきをくれる10分間でした!


