みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは! 本気まるだし、ホンマルラジオ「凸凹ダイアリー」へようこそ。
パーソナリティは、ゴリアスさん、和子(かずこ)さん、miwaさんの3名でお届けします。
ゴリアスさんと、和子さん・miwaさんは長いお付き合いだそうですが、ラジオでの共演は今回が新鮮な組み合わせ。
今日のテーマは、子育てや支援の現場で誰もが一度はぶつかる壁……「待つこと」について。 ついつい手を出してしまうあの瞬間、皆さんも心当たりがありませんか? 3人の実体験に基づいた、深く、そして「あるある」と頷いてしまうトークをお楽しみください!
■ ついつい手を出してしまう…支援現場での葛藤
冒頭、和子さんが切り出したのは、ある事業所での風景について。支援員さんが良かれと思ってやっていることが、実は……?
🍵 和子: あるね、例えば一つの事業所に行った時に、そこの担当の支援員が利用者さんに「コップ洗ってよ」「椅子ちゃんと直して」って言ってるのを聞いてるとね……。 やっぱりこう、それが毎日毎日、同じことの繰り返しで。支援員も同じことを言ってる。
そういうところに遭遇すると、「あ、ちょっと私が椅子入れたげよっかな」とか……やっぱりどうしても思ってしまうんですね。 その利用者さんのいい分もあるし、「あ、今はしたくないんだろうな」「ちょっと拗ねて、かまってちゃんになってるんだろうな」っていうのが見えると、やってあげたいなって思ってしまうんです。
🦍 ゴリアス: 手を出してしまいたくなる、と(笑)。
🌸 miwa: 手を出したくなるんです。 で、さっきゴリアスさんが言ったみたいに、子供さん(発達障害の娘さん・息子さん)いてるということで……。 「待つ」っていうことの、そのなんていうのかな……「手を出さない優しさ」というか。
🦍 ゴリアス: 手を出さない優しさ!
🌸 miwa: そう。「待つ」っていうのは……もう、忍耐の一言(笑)。
■ 左右の靴紐が同じ長さになるまでやり直す!?
ここで話題は、それぞれの子育てエピソードへ。 「待つ」というのは、口で言うほど簡単ではありません。特に時間に追われている朝などは、まさに戦いです。
🌸 miwa: 私、直接B型(就労継続支援B型)の支援には携わってないんですけど、私も家に発達の娘がいてますので、もう「待つ」ということの……あの、手を出さない優しさ? と言いますか。 まあ、それはそれはもう「忍耐」の一言。
🦍 ゴリアス: あー、忍耐。
🌸 miwa: 例えば靴を履いてちょっと外出します、っていう時。 うちの娘ってすごいこだわりが強いんですね。紐靴あるじゃないですか、スニーカーの。あの紐靴の紐の「ちょうちょ結び」する時に、右と左の長さが同じになるまでやり直すんですよ。
🦍 ゴリアス: おおー……(笑)。
🌸 miwa: もうね、本当に……(笑)。 靴一個履くのに5分とか10分とか長かったら、何回も何回も、もっと何十分も。 そういうのがあったりとか。 あと、靴下を履くでしょ。でも、右と左が同じ長さのところで止まってないとダメ、とかね。
🦍 ゴリアス: なるほどなあ。
🌸 miwa: ちょっとね、やっぱり自閉(症)なんで、こだわりの強さの部分で、そこを納得しないと次の段階に動けないので。 なんかその……反対に手を出してしまうと、また一からやり直されるんです。
🦍 ゴリアス: ああー、なるほど。
🌸 miwa: 手を出してしまったら、「ああーっ!!」ってパニックになって(笑)。 下手したら、もう二度と着ない! そこまで……(笑)。
🦍 ゴリアス: それは……大変やなあ……。
■ 「服がない!」と叫ぶ子供、実は…
ゴリアスさんもご自身のお子さんのエピソードを披露。親が先回りして準備しすぎてしまうと、子供はどうなってしまうのでしょうか?
🦍 ゴリアス: 僕が思ったのはね、彼らは服を脱いだら、脱いだままドーンと捨ててあるんです(笑)。 それをハンガーにかけてあげるっていうのを、やってあげないと、「明日どうすんねん」みたいに思うわけですよ。
で、お風呂から上がったら、新しい下着とか服を用意してあげてしまってる。 これもう、用意してあげてしまってるから、本人はできないんですよ。「無い」って言うんです。
🍵 和子: 「無い」って言う(笑)。
🦍 ゴリアス: いやいや、畳んで置いてあるんですけど! ってなるんですけど(笑)。 出して貰ってないから「着る服がない」っていうことを言ったりするんですよね。
🌸 miwa: あー、なんかそれ、めっちゃ優しいお父さんになってますね(笑)。
🦍 ゴリアス: でもね、そうやって手を出してきたことを、今はちょっと「あ、やりすぎてたかな」とも思うし。 自立のためには、もっと突き放さなアカンかったんかなっていうのは、悩みの一つですよね。
🌸 miwa: そんなん、うちの娘が「お母さん、お風呂入るから下着置いとってね」なんて言ったら、もう私、天地がひっくり返るんちゃうかみたいな(笑)。
🍵 和子: (笑)
🦍 ゴリアス: まあでも、心配なのはやっぱり、今まで手をかけすぎてたから、「僕が世話せんでも大丈夫なんかな?」っていう不安ですよね。 逆に僕が子離れできてなかった分があるんかな、という風に思いますね。
■ 編集後記
「待つ」ということは、子供や利用者さんを信じることでもあり、同時に支援者自身の心の余裕が試される行為でもあります。 miwaさんの「右と左の靴紐が揃うまでやり直す」というエピソードには、思わず天を仰ぎたくなるようなリアリティがありましたね。 でも、そこで手を出してしまうと、余計に時間がかかったり、本人の納得感を奪ってしまったりする。
「手を出さない優しさ」。 頭では分かっていても実践するのは難しいこのテーマ、皆さんはどう感じましたか? 時には深呼吸して、5分だけ、いや1分だけでも「待ってみる」ことから始めてみてもいいかもしれません。
それでは、また次回の放送でお会いしましょう! さようなら!



